「夢を抱け」と子供に言うのは良いことなのか!?たけしが語る『新しい道徳』があまりにも深過ぎる・・・

「夢を抱け」と子供に言うのは良いことなのか!?たけしが語る『新しい道徳』があまりにも深過ぎる・・・

たけしが今の道徳にツッコミ!

2015年9月に発売された北野武著『新しい道徳』は、ビートたけしが映画監督などで使う北野武名義で出した道徳に関して持論を語った本です。

『日本人にとって、「道徳」とは何か?』という問に真正面から向き合ったこの本は、発売直後から反響を呼び、あっという間に発行部数は18万部を超えました。

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2018年度から教科化する道徳について、この本の第一章では「道徳はツッコミ放題」とのタイトルで現在学校で教えている道徳に疑問を呈しています。

その一つが、「夢を持て」や「自分らしさを生かせ」と言った言葉を子どもたちに強調する社会や、「夢に向かって努力することが生きる喜びになる」と教える道徳へのツッコミです。

これに対して「時代が変われば、道徳は変わる」というたけしは

貧乏だった時代には、そんなこといわなかった。

「清貧」が、あの時代の道徳だったはずだ。

最近の道徳の教科書に、そんな言葉は見つからない。

清く貧しく美しくなんてのは、もう流行らないらしい。節約とか節制なんて言葉もあまり見かけなくなった。

引用元: www.gentosha.jp/articles/-/4414

エネルギー問題、食料問題、温暖化問題などが噴出する世界を見渡したら、「夢をかなることより、清貧の方が大事なんじゃないの」と問いかけます。

しかし「経済成長して、みんなで豊かになろう」という高度経済成長期の幸福論はいまだに健在で、その文脈で「大志を抱け、夢を持て」と子どもに言っているのだ、と指摘するたけし。

スティーブ・ジョブズやマイケル・ジャクソン、あるいはイチローや本田圭佑、石川遼といった「夢の見本」を挙げて、成功すればお金持ちになっていい車でも家でも好きなものを買えると教える。

この「子どもの鼻先に夢という名のニンジンをぶら下げている」ことを批判し、こう言います

だけど、夢を持てば、誰もがスポーツ選手になったり、大金持ちになれるわけじゃない。

夢をかなえた、ごく一握りの人にスポットライトをあてて、夢を見ろと煽る。宝くじの宣伝と同じ程度の話なのに、学校の教師までが、子どもに夢を持てなんていっている。
世の中に余裕があるから、そんなことをいっていられるのだ。

引用元: www.gentosha.jp/articles/-/4414

こんなことが言えるのは、夢を叶えられずに挫折しても食うにことのない世の中だからであって、昔はそんなに甘くなかったと言います。

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