【カズ伝説】養護学校を訪れ子供たちとサッカーしていた”カズ”こと三浦知良さんに、ある記者が「人気取りですか?」と質問した。するとカズさんは・・・
ある新聞社に「カズが養護学校の施設に1人で来て、度々障害者の子供たちと会っている」との情報が入ってきた。
通常こういう施設に有名人が来る場合はマスコミに事前に知らされていて、カメラと一緒にパフォーマンスとしてするものなので記者もこの情報には半信半疑であるのと、もしかしたらカズ自身に何かの秘密があるのでは?とスクープの可能性も感じながら情報の養護学校に向かった。
3日ほど張り込んだだろうか、場違いな高級スポーツカーが養護学校に横付けされた。
中から出てきたのはカズこと三浦知良だった。
記者はかたずをのんでカズが何を目的に来ているのか見守っていた。
もちろん他にマスコミの姿は見当たらない。
やがてジャージに着替えたカズが障害者の子供たちとサッカーボールを持って中庭に出てきた。
子供たちの中には満足に歩けないような重度の障害がある子もいた。
しかしその子供たちの目は真剣そのもので倒れても起き上がっては泥だらけになってボールを追いかけている。
いつしか記者のカメラはカズではなく障害者の子供たちに向けられていた。
やがて時間が過ぎてカズと子供たちは施設の中に入っていった。
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