目黒虐待死事件、母親に懲役8年の実刑判決…。母親の半生と、法廷で明かした『結愛ちゃんが亡くなるまでの地獄の日々』

目黒虐待死事件、母親に懲役8年の実刑判決…。母親の半生と、法廷で明かした『結愛ちゃんが亡くなるまでの地獄の日々』

常識ではとても考えられない、悲劇的な虐待事件。母親に、ついに判決が下りました…。

結愛ちゃんの母親に懲役8年実刑判決

東京都目黒区で船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待死させたとして、保護責任者遺棄致死の罪に問われた母親の優里(ゆり)被告(27)の裁判員裁判で、東京地裁は17日、懲役8年(求刑・懲役11年)の実刑判決を言い渡した。守下実裁判長は「夫の暴行を認識しながら結果的に容認し、犯情は重い」と指摘する一方、「夫からの心理的DV(家庭内暴力)を受けていたことは否定できない」と述べた。

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判決理由

判決は、昨年1月下旬に母子が香川県から上京後、一足先に上京していた夫・雄大被告(34)=同罪などで起訴=の意見で結愛ちゃんへの食事制限が始まり、2月上旬から厳しくなったと認定。わずか1カ月余りで体重の約4分の1が失われており、「明らかに不相当で苛烈(かれつ)なものだった」と批判した。

さらに、児童相談所の訪問を拒絶するなどしていたことから、結愛ちゃんの命は「被告らに委ねられていた」とも言及。食事を受け付けなくなり、異常にやせてけがをしていたのを目にしながら、夫の暴力や自らの不適切な対応が発覚するのを恐れて病院に連れて行かなかったことを「強い非難に値する」と述べた。

「大好きだった母親」からも救いの手が差し伸べられなかった結愛ちゃんの気持ちについても、「苦しみや絶望感は察するにあまりある」と指摘した。

一方、夫から長時間の説教や言葉の暴力を受けていたことなどから、弁護側が主張した夫の心理的DVの影響も「否定できない」とした。ただ、自ら離婚を切り出したり、夫の目を盗んで食事を与えたりしていたと指摘。「最終的には自らの意思で夫の指示を受け入れており、心理的に強固に支配されていたとは言えない」として、責任を大幅に減らす理由にはならないと結論づけた。

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