知らないと損する、競馬で勝ちたければ三連単を買わないほうが良い理由

競馬川柳
「趣味だけど どうせやるやら 勝ちたいな」
どうも、ノブです。

この記事では、馬券で勝つために必要な考え方の一つを、論理的に解説していこうと思います。

”勝つ”とは

まず、競馬において予想する側が”勝つ”というのがどういうことなのかというと、僕の馬券理論では

年間収支が100%を超える事

と定義しています。つまり、『勝つ=負けないこと』

実際、競馬において年間の収支がプラスになる人はせいぜい5%程度と言われています。もし今あなたの収支がマイナスであったとしても、それは珍しいことでも何でもなく、寧ろ普通なのです。

それでも、やはりどうせ馬券を買うなら当てたいし、少しでも儲けたいと思うのもまた至極当たり前のことですから、年間収支がプラス、つまり年間回収率100%超を”勝ち”とし、勝ちを手にした少数派を『勝ち組』としたわけです。

勝つための方法を考える

さて、勝手ながらまず『勝つため』の目標を設定しました。

まずは回収率200%を目指しましょう

もちろん、目指したところでそう簡単に達成できるものでもないのですが、まずはそこを目指さなければ、120%や150%というような結果を残すことはできません。

競馬予想に限った事ではなく、目標はある程度高めに設定したほうが結果的に成果を得られるというのは、どんな分野でも同じです。

さて、それを踏まえて回収率200%目指すためには…

①的中率を上げる
②回収率を上げる(できるだけ高い払い戻しを得る)
③買うレースを絞る

この3点が重要になってくるわけです。しかし、基本的に①と②は矛盾します。

的中率を上げようと思うと高額の払い戻しは期待しにくいですし、高額払い戻しばかりを追うと的中率は恐ろしく下がります。

ですから、的中率と回収率のバランスが大切になってくるわけで、すると必然的にバランスが悪い馬券は買わないほうが良い、となります。

では、バランスの悪い馬券って何だと思いますか?

とりあえず三連単はやめておけ

WIN5を除けば、最もバランスの悪い馬券No.1は、なんと言っても三連単

まず何と言っても点数が多くなる。そしてその割に低い的中率。もちろん当たった時の配当は期待できるものの、それでもせいぜい数万円、10万円もいけばかなりラッキーではないでしょうか。

それ以上の高配当を当てるには、それなりに人気薄の馬も組み込んでいかねばならず、必然的に買い目が増えていってしまいます。

目数を少なくするならフォーメーションでしょうけれども、やはり的中率はかなり下がると言わざるを得ません。

例えば、仮に単勝1.5倍を切るような断然人気の馬を頭に据えてフォーメーションを組んだとして、それとてその人気馬が勝つ確率はせいぜい60%くらいですし、2or3着どちらか抜けたらアウト。そもそもそんな人気馬が頭では、当たったとしてもよほどの人気薄が相手に来ない限り高配当は期待できません。

また、ボックスだと多少的中率は上げられるものの、目数がとんでもないことになります。要するに、

的中率の低さに加えてリスクが高すぎる

という事です。

何年も前に、テレビで

某女性タレント

三連単、5頭ボックスでだいたい当たる~

などと言っていた(しかもそこそこ当てていた)某女性タレントがいましたが、これは買うレースを比較的人気薄の台頭が少ないG1レースに絞っていたからで、GⅠ以外のレースも普通に購入する我々としては、到底マネする気にはなれません。

ちなみに、毎回三連単5頭ボックス(60点)を買い、仮に10回に1回当たるとしたら、当たった時の配当が6万円で収支がトントンになります。

とは言え、いくら三連単とはいえ5頭ボックスで6万円の馬券を当てるのは簡単ではありません。その理由は、当てにいこうと思うと、どうしても買い目が人気上位の馬ばかりになりがちだからです。

もちろんどんな馬券でもハズレるときはハズレるのですが、買い目が多くなる分ハイリスク、その割にリスクに見合ったリターンが期待できるかと言えば意外に難しい。それが三連単。※なお、三連単は他の券種に比べて控除率(JRAの取り分)が高い(27.5%)というのも特徴です。

低い的中率と高いリスクに耐えうるだけの莫大な予算があれば別ですが、そうでなければ厳しいと言わざるを得ません。

以上が三連単をオススメしない理由となります。

あなた

三連単がハイリスクな割に、超高額配当を望むのも難しいのはわかりました。じゃあ三連複はどうなんですか?

と思った賢明なあなたのために、三連複についても書いていきます。

三連複もやめたほうがいい

三連複は三連単に比べれば、1/6程度の目数で購入できるので比較的リスクは高くありません。

5頭ボックスなら10点ですから、馬連やワイドと目数は変わらない(6頭以上だと三連複のほうが多くなる)のですが、やはり的中率は全然違います。

仮に、10頭立てのレースで三連複馬連ワイドをそれぞれ5頭ボックスで買った場合の的中率を人気や馬の実力を度外視して単純計算した場合、

三連複…8.3%(720通り中60通り)
馬連…22.2%(720通り中160通り)
ワイド…58.3%(720通り中420通り※うち60通りがトリプル)

となります。

10頭立ての半分をボックスで買ってこの数字です。当然、頭数が増えればさらに数字は下がるわけで、馬連でさえもこの数字ですから三連複がいかに難しいかわかると思います。

しかも、これで三連複の配当が相応に高ければまだいいのですが、ヘタすると1番人気が3着だった場合など馬連のほうが配当が高い、なんてこともあります。

数字だけ見ても、やはり的中率が良いのは(単複を除けば)ワイドということになりますが、やはりそれなりの人気薄が絡むかトリプル的中でなければ、なかなか高配当は期待できません。

ですので、的中率と回収率のバランスからすると、馬連が最もバランスが良く、やはり馬連である程度の的中率をキープするのが理想という事になります。ただ、実際に予想してみて、人気薄の穴馬が複数狙えそうなレースなどではワイドで買うのも全然アリだと思います。

なぜなら、人気薄ばかりの馬券となると馬連でもリスクは高くなりますが、逆にワイドでも高配当を狙うことが可能になってくるから。

いずれにしても、リスク覚悟で一発逆転、一攫千金を狙うのであれば別ですが、コンスタントに勝ちたい(プラスにしたい)のであれば三連単、三連複はあまりオススメしません。

勝ち続ける人は三連系は買わない

ちなみに、馬券を買っている人たちの内、プラス収支はせいぜい5%程度だとお伝えしましたが、とくに概ね毎年コンスタントにプラス収支にもっていく人たちの多くは基本的に三連単、三連複は買いません

なぜなら、彼らは何十万何百万の馬券を狙うよりも、配当は低めでも的中率と回収率をバランスよく意識し、コツコツとプラスを積み重ねていくほうが長期的かつ継続的にプラスにもっていけることを知っているからです。

もちろん、三連単のデカい馬券を当ててプラスになっている人もいるでしょうけれども、そんな人は極めて少数派ですし、そもそもそれを継続することはまず不可能でしょう。

ですから、勝っている人の多くは、とくに単複やワイド、もしくは馬連をメインで買っているのが現実です。

本当に三連系では勝てない?

ここまで三連系はお勧めしないと書いておいて何ですが、それでも

競馬ファン

やっぱり三連系には夢がある!三連複や三連単を買いたい!

という人もいると思うので、一応三連系の馬券でプラスにする方法も書いておきます。

あなた

あぁ!?三連系じゃ勝てないって言っただろうが!

という声も聞こえてきそうですが、あくまでも勝つための条件みたいなものです。また、これを知ったところで、勝ち続けられるかはまた別の話だと思ってください。

まず最低限の条件として、ある程度豊富に資金があること。

どのくらいの資金が必要かと言うと、例えば年間で重賞(GⅠ~GⅢ)129レースしか買わないとして、尚且つ5頭ボックスを1点100円で購入すると仮定した場合、

三連複:1,000円×129=129,000円
三連単:6,000円×129=774,000円

の資金が必要になります。ただし、もちろんこれは全てハズれた場合の数字。ですので、的中したときにこの数字を超えられればプラスになります。

あとはどれだけ的中できるかですね。

では、単純計算で的中率を割り出してみましょう。18頭立てで計算した場合、ボックス買いなので的中率はどちらも同じ1.2%となります。

三連複で1点買いの場合の的中率:0.12%×10点=1.2%
三連単で1点買いの場合の的中率:0.02%×60点=1.2%

129レースで的中率が1.2%ということは、単純計算で1.548回、つまり1~2回は的中することになります。

そして、1回の的中で必要な配当がコチラ。

1回的中の場合

三連複:129,000円
三連単:774,000円

2回的中の場合

三連複:64,500円
三連単:387,000円

いずれにしても、かなりの人気薄を買っていなければ、なかなか出ない配当ではないでしょうか。

ちなみに、129レース中、10レース的中した場合は、

10回的中の場合

三連複:12,900円
三連単:77,400円

平均でこの配当を超えることができればプラスになります。

多少現実的な数字に見えますか?とは言え、この配当もある程度の人気薄が絡まないと簡単には出ません。

ノブ

ちなみに、この場合の的中率は7.8%ですので、これを人気薄も絡めながら三連系でキープするのは、現実的にはかなりハードルが高いでしょうね。

ただ、豊富な資金を武器にこれをコンスタントに狙えるならば、一考の価値はあるかもしれません。

まとめ

とりあえず、

勝ちたいなら三連系を買うのはやめておけ

という話なのですが、もちろん資金に余裕があって楽しむ分には問題ありませんし、結局、どんな馬券を買おうが個人の自由です。

競馬の醍醐味として一獲千金を夢見る楽しさがあるのも知っていますので、収支度外視で挑戦することを否定するつもりはありません。

ただ、あくまでも本気で勝ちたい(コンスタントに年間収支でプラスを狙う)のなら止めておけということですので、ご参考になれば幸いです。

なお、WIN5についても、毎週10万円ブッ込めるくらいの豊富な資金があるか、もしくは毎週『宝くじ気分』を味わいたい人以外にはお勧めしません。

ちなみに、僕が馬連やワイドをお勧めする理由についてはコチラの記事でもご紹介していますので、よろしければコチラも併せてご覧ください。

なお、単複馬券については下の記事をご参照ください。

さて、馬券収支をプラスにするために、基本的に馬連やワイドで買うことをおススメしてきたわけですが、そうなると当然、ある程度の高配当を狙うために穴馬を買い目に入れていく必要もでてきます。

そのために、僕の馬券理論には『穴馬が激走する20の法則』というのがあり、そこには「そんなパターンがあったのか」と目から鱗が落ちるような穴馬が激走する法則をこれでもかと詰め込んでいます。

そして、その法則さえ知れば、法則に該当する馬を出馬表から探すだけなので誰でも簡単に好走しそうな穴馬を見つけられるようになっているのです。

もし、あなたが今、

あなた

回収率70%くらいしかねぇよ…馬券買うたびにどんどんマイナスが膨らんでいってるし、そろそろデカイの当てないとなぁ。なんか穴馬を見抜くいい方法はないものか

と思っているならば、ぜひ下記の記事もご覧ください。僕の馬券理論について、もう少し詳しく書かせていただいています。

また、もしこの記事に関する感想などもあれば、コメントいただけると嬉しいです♪

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